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■フィシャー社(工場視察)10月27日
10月27日 フィシャー社視察
本来はモタン社を工場見学する予定であったが、モタン社のユーザーであるフィシャー社を見学することになった。
モタン社概要
射出成形機用材料の乾燥機を製造。供給システムと併合して自動供給システムを構築し売り出している。
フィシャー社への納入が最近あり、その関係でフィシャー社の見学となった。同行した営業マンもフィシャー社に納入した装置を見るのは初めてといっていた。
フィシャー社概要
生産品目
アンカーボルト等
射出成形品(自動車内装部品、カップホルダー等)
教育用玩具
今回訪問した事業所は主に自動車内装品を製作している。
中国、スペイン、アメリカなどに工場がある。
特徴
トヨタカンバン方式を採用して工場を運営し成果を上げている。
製品の高付加価値化を進めている。(ベンツ、BMWの高級車が対象)
工場内はオフィース、金型製作部署、射出成形部署、組立部署、材料・製品保管 部署などに分かれている。
フィッシャー社のトヨタ生産方式
各部署にスケジュール表があり進捗状況が誰でも直ぐに分かるようになっている。
提案制度もあり自分が出した提案の進捗具合も分かるようになっている。 工場組織も食堂にボードがあり顔写真入りのカードで組織が分かりやすく掲示してある。
(目で見る管理の徹底)
組立部門では決まった時間に生産がおこなわれるとカードをコンテナーに入れて次工程に回される。カードが置かれていたボードにはスケジュールが表示されておりその時間にカードが無ければ予定通り生産がおこなわれていることが分かるようになっている。
資材倉庫には使用数、在庫数、投入タイミングなどが記入されたカードあり表示されてある。 (カンバン方式)
各工程間は決まった時間で部品が供給されており、無駄な仕掛品が工程内に溜まらないようになっている。工場内を運搬車両が10分ごとに回って部品を配送、製品を回収して回っている。
(ジャストインタイム)
完璧にトヨタ生産方式を自社に取り入れている。
型交換も実演してくれたが、標準時間は15分であるが12分で交換が終わり全員が拍手を送った。社員全員のモラールの高さが伝わってきた。
残念なのはフィシャー社の許可が下りず工場内の写真が撮れなかった事である。 |
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