財団法人東京プラスチック会館

Tokyo Plastic Kaikan Foundation

 
K2004国際プラスチック+ゴム専門見本市視察報告書
福田 龍夫
 
■モールドマスター社(工場視察)10月28日

10月28日モールド・マスター社視察
モールド・マスターズ社概要
射出成形機用ホットランナシステム設計・製造・販売
(ホットランナ用温度調節器、油圧及び空気圧制御システム)
カナダに生産・開発拠点がありその他ドイツ、日本、アメリカにも製造販売拠点がある。

会社の特徴
1.ホットランナの草分け的存在。
2.この業界の特許の50%を持っている。
3.世界中何処へでも24時間受け付け配送サービスを実施。
オンラインシステムで顧客からデーターをもらいCADにて設計して送り返して いる。顧客に対応するため2次元、3次元どちらのCADにも対応している。主な使用CADはカナダに合わせてUG(ユニ・グラフィックス)を使っている。
質問によるとこのほかに、アイディアス、キャティアなど世界中で使われている CADが使われているようで、世界中に顧客を持つ会社としては当然の事か。
4.カスタマイズできる商品群
・全て加工して完成品の形で納める(機械に取り付け直に成形できる)
・ある程度加工して納入する(型への取り付けや加工などの段取りが必要)
・設計のみをして取り付け配線等は客先でおこなう
この方法は日本ではあまりうけていないそうで、日本人は自分たちで何でもしてしまうことから日本からのカスタマイズの需要はあまりないそうです。

モールド・マスターズ社製品
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マイスターに求められるものは
1.人を教育できる事
2.人を雇う方法、購買など事務的なことがわかる
3.実技
これらの事が出来ないとマイスターとして認められない。
実技だけと思っていたが、経営者としての資質も求められる。 (マイスターの資格がないと会社を興せない)
モールド・マスターズ社にはマシニング部門に5名のマイスターがいる。
現在勉強中の者は11名。
食事中に聞いた話だが、マイスターになる訓練中にタップの下穴を間違えたりすると解雇されこともあり厳しい側面もある。

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