会場は以下の4部門に大別されていた。

1. |

原材料、補助材料 |
2. |
半製品、工業部品、強化プラスチック |
3. |
プラスチック・ゴム産業の機械及び装置 |
4. |
サービス等 |
である。
展示ブースがぎっしり軒を連ねてあり、私は目移りしてしまうだけで飲み込まれてしまった。
材料関係だけで5棟も有り、サンプル板やペレットを見ただけではどんな違いが有るのか分からず、言葉が分からないことも有って素人の私には理解が難しかった。イタリアのブースではプラスチックで出来たステンドグラスのような洒落た板で飾り付けてあった。15cm位の厚い板材は透明度が高くレンズガラスの様に綺麗だった。
デュポン社では自動車が置いてあった。部品ごとに材料名が書いてあった。プラスチック材料の種類が多く使われている量も多い。
プラスチック部品が50%を越えて金属より多いと思う。
プラスチック材料の進歩発展が凄いのに今更ながら驚いた。
金型関連も自動車部品に対応したものが多く目立った。産業界の目が自動車に向いている。自動車部品は種類も多く、色々な材料を使う。精密で高度な技術を駆使したしっかりした仕事、製品なのだ。凄い。
成形機械関係が広いスペースを占めており、製造方法の多さと数の多さに圧倒された。機械の違いは良くわからなかったが、作っていた製品は色々だった。
飲料用のカップが多く作られていた。
材料だけでも、飛行機の中で出てくる透明なスチレン製、白いPP、発泡した物など何種類も有った。
作り方も射出成形、真空成形等色々である。作るスピードは物凄く早く、一度に出来る製品の数が多い。
成形後の処理の仕方もまちまちで、きちんと揃うもの、ただ落ちる物、風で吹き飛ばすもの等様々で面白かった。
印刷の仕方も多種類で、綺麗で早かった。早いスピードで回りながらカップの周りに綺麗に出来上がった。また半球型のゴムで次々に何個も押来上がして出来上がる物。また射出成形する時に、印刷された物が差し込まれて一体成形されて出る物など、作り方も様々で、工夫がいっぱいであった。
ペットボトル等のプラスチック製品やゴミ等の粉砕機が目に止まった。 これから先ますます必要な機械である。早いスピードで小さい粒になった。軟らかい物をカットするにしては刃の形がゴッツかった。刃で有名なゾーリンゲンはすぐ近いはずだ。
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